「思い通りにしたい」という欲求は人はみな誰もが持つものだと思う。
気になる異性に振り向いて欲しい。とか
部下が上手に仕事をこなしてくれるようになる。とか
子供が勉強を好きになって欲しい。とか
いわゆる自分以外の人をコントロールしたい、という欲求。
そうすれば自分のストレスが減るから、とか
嬉しい、幸せ、安堵、などなど、さまざまな
そうしたい理由があると思う。
でも、こんな名言聞いたことあると思う。
過去と他人は変えられない。
未来と自分は変えられる。
変えられるのは、自分と未来だけ。まさに真理。
今日はそんな話をしたいと思う。
ボートに乗って激流を下る競技の中で
「ボートの外は気にしない」という言葉があるという。
つまり、ボートの外とは、川の流れはもちろん、気温や天候など様々な予測不能な条件たち。
そんな中で競技を行う方々は、初めからボートの外には興味がない。だって、コントロールできないのだから。考えても仕方ない。
大事なのは、そう「ボートの中」だ。
自分自身のこと、コントロールできる範囲のこと。
これを如何にするか。そのことに全集中する。
思い通りにしたくてもできないものは、ほとんど全てだろう。自分以外のことは思い通りに行かない。
でもだからこその面白さもある。
全て自分でコントロールできたら、おもちゃの駒で遊んでいる子供のようなもの。張り合いが無くなる。
コントロールできない、予測できないからこそ
上手くできた時に嬉しいし、上手く行かず悔しいし
一所懸命に頑張る、努力する、達成しようとする。
その過程をいかに楽しむのかが、人生を豊かにする
のかもしれない。